インドについて
( 位置 )
南にはインド洋があり、南西のアラビア海とベンガル湾にはさまれている。西はパキスタン、北東は中国、ネパールとブータン、東はバングラデッシュと国境を接している。インド洋ではスリランカとモルディブが近くにあり、アンダマン・ニコバル諸島ではタイトインドネシアとの間に海上の国境がある。
(人口)

インドの人口は、長年人口世界一位の中国の人口を2023年に追い抜きました。人口増加の理由の一つとして、衛生環境の改善などによる乳幼児の死亡率の低下があるとみられています。また、高い経済成長が続いていることや食料の面でカレーの難などに欠かせない小麦やコメの自給率が高いことも背景にあるとみられます。1970年代前半のインドの平均寿命が49.7歳だったのが、2000年代後半には69.7歳へと、20年も長くなっています。
現在のインド人口:14億2860万人
現在の中国人口:14億2570万人
(地理)

陸地総面積:3,287,263km² (世界大7)日本の8.8倍
北インド/ 中央インド:ほぼ全域に肥沃なヒンドスタン平野が広がっている
南インド:ほぼ全域がデカン高原
西インド:岩戸砂のタール砂漠
東部・北部インド:険しいヒマラヤ山脈が占めている
中国との国境問題

中印国境紛争:中国とインドの間で起こったヒマラヤ地方での国境紛争。
(国境紛争一覧)
①チベットの反乱から国境紛争へ:チベットは中国に合併されたが、1959年3月に独立を目指しチベットの反乱がおこった。しかし、反乱は中国軍に鎮圧され、ダライ=ラマ14世はインドに亡命した。元々インドとチベットには強いつながりがあり、チベットと自国の安全のために1959年8月に武力闘争が勃発した。
②中印の未確定の国境では、2020年6月に印北部カンシミール地方で両軍が衝突し、兵士20人以上が死亡してからにらみ合いが続いた。21年1月にもイン北東部シッキム州での小競り合いで、両軍に負傷者が出た。
(カンシミールとシッキム地方問題)
カンシミール地方は管理ラインを挟んで、その東半分がインド、西半分がパキスタンによって支配されている。インドが支配するカンシミール東北端に位置するラック地方の大きな部分が中国によって占領されている。インド側は、「カンシミールの帰属問題はすでに解決済みで、カンシミールはインドの不可分の領土である。パキスタンはその一部を不法占拠している」と主張しています。
この地域の実効支配の協会は曖昧で、川や湖、山頂付近の雪などが協会の確定を難しくしている。中印両国は過去30年間で何度か協議を重ねてきたが、国境問題は解決されなかった。インドは、中国がガルワン渓谷に数千人の部隊を送り込み、インドの領土を3万8000平方キロにわたって占拠していると主張している。
2021年には、中国側がインドの実効支配地域に侵入して領土拡大を目論んだことで、インド軍と中国軍間で武力衝突が起こった。これにより、インド軍側の兵士が20人以上死亡し、中国軍側にも多くの死者が出た。
中国の一帯一路政策
( 一帯一路構想とは)
中華人民共和国が2017年から推進し続け、中国と中央アジア・中東・ヨーロッパ・アフリカにかけての広域経済圏の構想・計画・宣伝などの総称です。習近平総書記が2013年9月7日に、カザフスタンのナザルバエフ大学における演説で「シルクロード経済ベルト」構築を提案したことが始まりで、よく2014年11月10日に中国北京市で開催されたAPECで周総書記が提唱した。
①シルクロード経済ベルト(一帯):中国からユーラシア大陸を経由してヨーロッパにつながるルート。
②21世紀海上シルクロード:中国沿岸部から東南アジア、南アジア、アラビア半島、アフリカ東岸を結ぶ海路・

(懸念)
中国が自国本意の地政学的・軍事的目的で事業を展開し、周辺国の安全保障を脅かすケースがる。
①グワーダル港
2001年10月に、中国はマスタープランを作成し、第一フェーズで3つの多目的バースを建設するとした。総工費2億4800万ドルのうち中国は1億9800万ドルを拠出し、中国港湾建設有限公司が建設作業を担当した。工事の遅れにより完成が05年3月よりも大幅にずれ込んだものの、08年3月に最初の船舶が入港した。
グワーダルから最大の商業都市のカラチまで約600キロメートル離れており、両都市を結ぶのは1本の道路しかない。ここから鉄道かトラックで荷物を輸送することになるが、整備も整っているカラチ港を使う方が便利で速いことは明らかです。中国も、このことは初めからわかっていたはずだが、それでもグワーダルにこだわるのは、やはり軍港として利用する意図があるという疑念の根拠になります。
パキスタンは、多くのインフラを中国の融資で建設している。無償資金協力のグワーダルの新空港建設を外して、前出のペシャワール・カラチ間の高速道路建設計画の1部区間の費用は約29億ドルだが、財源は中国からの無利子融資です。パキスタン政府はいずれ償還しなくてはいけないが、政府の財政は危機的状況が続いており、予想通りの償還ができない可能性もある。これにより、財政面でも中国のパキスタンでの影響力は強まってきています。中国の影響力が強まると、いわゆる中国に対して文句や意見できない国が増えることになります。
②ハンバントタ港
スリランカは、北海道より一回り小さく、約2216万人の人々が住んでいます。また、スリランカはインド洋のシーレーン上に位置しています。2008年には、新ターミナルの新設をじくとする大1フェーズが着工し、総工費は約3億6000万ドルで、このうち85%を中国輸出入銀行が負担し、残りの15%をスリランカ港湾庁(ALPA)が負担した。建設大手の中国交通建設参加の中国港湾工程が請け負った。この工事は、中国主導で行われた。
ハンバンドタ港は、目論見通りに収入が上がらず、債務の罠に落ちいった。スリランカ政府は債務の返済の目途が付かず、中国招商局港口(CMport)との合意で、SLPAとCMportという二つの合弁会社である「ハンバントタ国際港湾サービス」を設立し、両社にハンバンドタ港の運営権が99年間譲渡されることになった。しかし、出資割合の85%が CMport、残りの15%がSLPAに握られている状態で、運営についてはほぼ中国がこの港を掌握したことになりました。
外国政府のきょうりょくや企業の融資を受けるにしても、現実的な返済計画が無ければ「債務の罠」にはまってしまう。ハンバントタ港はまさにその典型例になってしまいました。
(インドの立場)
インドの周辺国であるスリランカ、ネパール、ブータンといった南アジア諸国で中国の影響力が急速に強まっていることに、インドは懸念を示している。
インドは1947年当時のジャンムー・カンシミール藩王がインドへの帰属を申し出たことに基づき、カンシミール全土を自国領と見なしている。したがって、AJK ( アザード・ジャンムー・カンシミール)もGB (ギルギット・バルティスタン)も自国領という認識があり、パキスタンが不法に占拠していることになる。
CPEC (中国・パキスタン経済回路)は、自国領であるはずのGBを経由しており、パキスタンが勝手に開発を進めていることになる。それにより、自国領が脅かされているという認識がインドでは強いため、一帯一路構想については前向きではない。

コルカタの中華街
インドで最大級の18世紀に移住してきた中国人移民の居住地であるこのチャイナタウンは訪れるのが楽しい場所です。街の東のタングラおよびテリタ・バザーエリア付近にあるチャイナタウンは賑やかなエリアです。華人全体の80%が広東省出身で、そのほかには湖北省籍者が9%、山東省籍者が8%、そのほか3%となっています。アヘン戦争、太平天国の乱、日中戦争、義和団事件といった中国の政治的動乱により多くの中国人はインドへ移住したと考えられています。




最近、規模は小さくなっているとはいえ、まだ華人の朝市場は毎日やっています。この華人市場は、毎日朝7時〜8時半の間に中華の朝食や、食材、おやつを売っており、華人系以外にも果物や野菜、肉、魚などもあり、他店に比べ安く購入出来ます。華人の減少により、多くのお店のオーナーは中華系だとしても、現地のインド人スタッフを雇うところが増えてきているみたいです。
Reference :
– 笠井亮平, 2023, 「第三の大国 インドの思考」, (2023年8月10日取得, https://books.bunshun.jp/ud/book/num/1666140100000000000J
– http://kopilychee.info/?p=4257
– https://www.jstage.jst.go.jp/article/jags/2/1/2_32/_pdf
– https://kimcafetr.exblog.jp/26630049/
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